レーシングマシンには、究極の空力性能が必要とされます。公道走行可能な新型Huracán STOでは、Lamborghiniがレースで培ってきた経験を活かして、競技車両並みの性能が実現されています。
フロント部では、スプリッターが気流を分散させて接地効果を高めます。フードのエアダクトによってフロントのダウンフォースが発生し、ルーバーによって排出される気流が増加することで、ホイールハウス内の圧力を低減してダウンフォースがさらに増します。
リア部では、シャークフィンがコーナリング時の挙動を向上します。そしてエアスクープがリアフード下の温度上昇を抑え、リアディフューザーがリアのダウンフォースを適正なレベルに維持します。リアウイングは、空力ダウンフォースの増加と抗力の抑制が得られるように設計されているほか、3段階に手動調整可能なスロットデザインにより、ドライバーの運転スタイルに合わせてフロントの空力バランスを調整することができ、レースフィーリングを高まります。